岩手県立大学 社会福祉学部

福祉臨床学科長  鈴木 聖子

鈴木 聖子  私たちは、常に良い暮らしを願っています。良い暮らしとは、何を意味しているでしょうか。良いとは、より良いという比較級につながる意味をもち、今日(現実)よりは明日(未来)へと向かう方向性を示すものです。このような福祉における生活の概念は、現実の生活の流れの中で明日にむかってこうありたいという人間の願いを本質とするものです。
 すなわち、福祉臨床学科は、そのような人間の本質や生活の概念を踏まえ、生活に何らかの支障を有している、その人個人の「ある生活領域」をさまざまな視点から理解し、知識や価値に裏づけられた専門的な援助技術、直接的ケアなど関わりの方法論、あるいは心理学が培ってきた、こころのはたらきを客観的に理解する方法論などを学びます。
 福祉臨床学科は、人と人との関係性を大切にします。そこでは、「価値」の問題が大きく関わってくるでしょう。まず、福祉の人権思想の歴史的経緯から紐解いてみませんか。学びのテーマは山積みです。常に、自己のアイデンティに問いかけながら充実した4年間を過ごされることを願っています。

学科の理念

個別的な特徴をもつ臨床的な福祉ニーズに対応するための援助・支援技術を理解し、 それらの問題を解決するための理論と実践を学びます。 私たちの日常生活で必要とされる具体的なサポート、たとえば、さまざまな障害の緩和、介護、人間関係の調整などを、 スペシフィックな(各分野の特性に応じた)観点からテーマとしていきます。 これらの教育を通して、それぞれが特化した役割を担う施設や機関で、臨床的な業務を遂行できる人材の育成をめざしています。

教育群の紹介

学部別カリキュラム