社会福祉学科長メッセージ
近年、ニュースや対話のなかで話題になるなど「福祉」は私たちの生活において身近なものとなっています。また、このホームページをご覧になっているということは「福祉」に何かしらの興味・関心があるからなのかもしれません。このように、日本において「福祉」という用語は一般的に用いられるようになったといえるでしょう。
ご承知のとおり本学部は「社会福祉」学部であり、本学科は「社会福祉」学科です。
では、「福祉」と「社会福祉」の違いは何かという問いが生じます。その問いを見出すには能動的に学ぶ姿勢が大切です。
社会福祉は理論や理念等の学問的志向に加え、現実社会のなかでどのような社会福祉の実践がなされているのかという実学的志向の両者の学びが重要となります。社会福祉学科では、多様な研究や実践を積み重ねている教員で構成されていますので、皆さんの問題意識や関心に対して応えられると思います。大学での4年間の学びを通じて、何かしらの答えを探求してください。
社会福祉学科概要
時代と社会の変化とともに福祉に求められるものは変化しますが、これまでにない人口減少や少子高齢社会を背景に、人々の生活ニーズはますます複雑化・多様化しています。そのために、生活の中で生じるさまざまな個別的福祉課題に対処するための実践的で直接的な援助と、それを実現するための制度・政策的アプローチなどの間接的な援助とを統合的に学ぶ必要がさらに高まってきています。社会福祉学科では、個人を対象とした援助からコミュニティ・ケアの領域、また、直接的援助から福祉運営管理・制度政策レベルまで、福祉を統合的に捉え支援するための理論を学び、その実践力を高めることを目指しています。