学部長メッセージ

社会福祉学部 学部長
日々穏やかに笑顔でいる人が、かつて深い苦しみを抱えていたと知ると、どのようにそれを乗り越えてきたのだろうと心を動かされます。ご高齢になってなお周囲を照らすように輝き続ける方、親と離れて暮らしながらも明るく日々を送る子どもたち、障害がありながらも自分らしく生きている人。そうした人々に出会うと、それぞれの人生が思わずまぶしく感じられます。そのような状態や生き方がどのように生まれ、どのような関わりや仕組みによって支えられているのか、実現するのかを考えることこそが、社会福祉の大切な課題です。
私たち岩手県立大学社会福祉学部には、現在約420名の学部生と35名の担当教員がいます。福祉政策系、コミュニティ福祉系、臨床福祉系で社会福祉学科を構成し、生涯発達支援系、福祉心理系で人間福祉学科を構成しています。学士課程とは別に資格課程も充実しており、社会福祉士、精神保健福祉士、保育士、公認心理師、それぞれの資格取得を目指していくことができます。R7年度は、のべ約190名の学生が、社会福祉の現場に実習に出掛けました。
こうした社会福祉の課題と自分の専門分野を深めていくために、まず1年次には、初年次教育として「福祉×創造」プロジェクトに参加してもらいます。学部教員全員が、教員一人一人の専門から、社会で何が起きているのか、福祉の世界で何が問われているのかについて講義します。学生の皆さんは、社会福祉学部が扱う広い世界と知的な奥行きに触れて、それぞれの研究が立ち向かっている問題提起から自らの考えを深めます。
高校までに抱いてきた志と向き合い、意を強くしたり、新たに立て直したりして、進もうとする学科や系、専門分野、そして自分の未来の可能性を生まれ変わらせる時間になります。自分にある意外な関心や思いがけない能力に気づく。知らなかった現実や見えていなかった世界に驚き、考えたことのない問題に悩む。そうした授業と研究活動を通して、学部生・院生と共にフレッシュで新しい社会福祉の魅力を創造・発信しています。
受験を考えている皆さん、岩手県立大学社会福祉学部で、新しい扉を開いてみませんか。