公認心理師受験資格
公認心理師とは
保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術を持って、心理に関する支援を要する者やその関係者に対して、心理に関する相談に応じ、助言や援助その他の援助を行ったり、心の健康に関する知識の普及を図るための教育や情報の提供を行うことを業とする心理の専門職です。
公認心理師の活躍する場所
- 保健医療分野:地方自治体の保健/福祉センター等の保健機関
総合病院、医院・クリニック 等医療機関 - 福祉分野:保育所、乳児院、福祉施設(児童養護施設・児童心理治療施設・児童自立支援施設・特別養護老人ホーム等)、地方自治体の心理職(児童相談所等)
- 教育分野:幼稚園、各種学校(小学校・中学校・高校・大学・専門学校等)、教育委員会
- 司法・犯罪分野:家庭裁判所(調査官)、刑務所、鑑別所
- 産業・労働分野:企業内相談室等
4年間の流れ
資格課程定員:10名
主な科目 | 資格課程登録 | ||
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1年 | 前期 | 心理学概論 | |
後期 | 精神疾患とその治療Ⅰ、福祉心理学、 教育心理学(教育・学校心理学)、人体の構造と機能及び疾病 |
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2年 | 前期 | 公認心理師の職責、心理学研究法、知覚・認知心理学、臨床心理学概論 | 仮登録(4月頃) |
後期 | 発達心理学、心理学実験、心理学的支援法、関係行政論、 精神疾患とその治療Ⅱ |
本登録(9月頃) | |
3年 | 前期 | 神経・生理心理学、学習・言語心理学、心理演習Ⅰ、心理的アセスメント、 社会心理学(社会集団・家族心理学) |
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後期 | 心理学統計法、健康・医療心理学、心理演習Ⅱ、司法・犯罪心理学、 人間関係論(産業・組織心理学)、障害者・障害児心理学、 感情・人格心理学 |
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4年 | 前期 | 心理実習(通年) | |
後期 | 心理実習(指導) |
心理実習とは
公認心理師が活躍している5分野(保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働)の施設で、実際の面接や検査等を実施している場面等の見学を通して、実習指導者または担当教員から、心理状態の観察及び分析、必要な支援など公認心理師として必要な知識や技能を学習するものです。
- 実習時期
- 4年次(主に8~9月を予定)
- 実習期間
- 80時間以上
- 実習先
- 保健医療機関、福祉施設、教育機関、司法・犯罪施設、産業・労働機関を予定