専門科目の実習
社会福祉学科共通科目
福祉調査基礎実習
社会福祉に関する実態や動向を把握するとともに、福祉ニーズを理解するための方法の一つが社会福祉調査です。福祉サービスの実践、政策の策定や制度の研究などを行う上で、社会福祉調査は重要です。この実習は調査実習の第一段階と位置づけ、調査票を使った統計的な調査を学内で行います。そして、調査の企画から分析・報告までの過程を体験することで、社会福祉調査の基礎的技術の習得を目指します。
地域福祉調査実習
※R6年度入学生よりカリキュラム変更予定
本実習では、社会調査のプロセス(調査企画、調査票設計、実査、分析、報告書の執筆、報告会でのプレゼンテーション等)を実際に体験し、社会福祉調査の技法を習得する授業です。具体的には、県内の特定の地域に入り、班ごとに、地域の中での福祉課題に関するテーマを設定し、対象者へインタビュー調査を実施します。インタビューで得られたデータを基に、調査結果の整理・分析を行うことによって、調査が具体的に政策形成や福祉実践に結びついていくプロセスについて理解を深めます。
コミュニティ福祉サービス実習
※R6年度入学生よりカリキュラム変更予定
本実習では、地域の実情に沿った多様な福祉サービスの実践や事業について、開発し運営する方法を体験的・実証的に学びます。具体的には、班ごとに異なるテーマを設定し、ぞれぞれの現場における調査や実務を通じて、現状の把握や将来に向けた企画・提案能力の習得を目指します。
人間福祉学科 生涯発達支援系
生涯発達支援実習
発達支援の基礎的研究能力を培うために、講義科目「生涯発達支援研究法」で代表的な研究法(文研研究、実験、観察法、質問紙法、面接法)を学び、実習科目「生涯発達支援実習」においてこれら研究手法に関する実習を行います。履修者自身が量的・質的研究を行うことにより、研究計画の立案、データ収集、統計処理、結果のまとめまでの一連の研究を実施するために必要な知識とスキルを体験的に学びます。人生の各時期に直面するさまざまな困難に、科学的根拠(エビデンス)に基づいた発達支援の方策を提案・実行できる思考様式を培います。
人間祉学科 福祉心理系
心理学実験
心理学で行われる実験・調査・検査方法の基礎を体験的に学ぶことを目的としています。生理心理学、感覚・知覚心理学、認知心理学、学習心理学、社会心理学、臨床心理学といった心理学の主要な領域で行われている代表的な研究方法の背景を学び、基本的な手続きを実際に行うことによって理解し、収集したデータを使って初歩的な解析を試みます。
心理学特殊実験
先人の優れた研究を選び、それに倣って調査や実験を行ない、結論を導き出すことによって心理学研究の進め方を学びます。具体的には、先行研究の読み込み、研究の設計、データの収集、分析、結果の解釈と考察を進め、心理学における検証過程を体験的に学びます。