岩手県立大学 社会福祉学部 岩手県立大学 社会福祉学研究科

社会福祉学研究科

社会福祉学部をもっとよく知るQ&A

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学科に関すること

社会福祉学科は、直接的な対人援助から、それを可能にする制度や政策までを広く統合的に学べるように構成されています。3つの教育系に分けてありますが、教育系に分かれるまでが長く、他の系の科目を自由かつ積極的に履修できるようになっています。他方、人間福祉学科は、社会福祉学の基礎の上に発達科学や心理学などの隣接科学を学び、人生のさまざまな段階における援助にそれを応用する力を習得できるよう構成されています。2つの教育系がありますが、それぞれが比較的独立したものになっています。

令和6年度入試から「大括り入試」となり、学部全体で定員90名となっております。学科については、1年次の学びを経て、選択することになります。なお、2年次進級の際の学科定員は、社会福祉学科50名、人間福祉学科40名となります。それに伴い、転学科制度は廃止となります。学科配属後、学科を変更することはできません。

資格取得に関すること

すべての資格を取得することはできません。
1)「社会福祉士受験資格」「精神保健福祉士受験資格」は社会福祉学科・人間福祉学科どちらの学科でも取得可能ですが、「保育士資格」「公認心理師受験資格」は人間福祉学科においてのみ取得可能です。
2)複数の資格取得を希望する場合、可能な組み合わせは、(1) 「社会福祉士受験資格」と「精神保健福祉士受験資格」、(2) 「社会福祉士受験資格」と「保育士資格」の2通りに限られます。
3)「社会福祉士受験資格」と「保育士資格」は単独での資格取得が可能ですが、「精神保健福祉士受験資格」については、「社会福祉士受験資格」とあわせて目指す必要があります。
4)「公認心理師受験資格」を希望する場合は、他の国家資格の取得はできません。また、学部で学ぶだけでなく、大学院への進学なども必要となります。

「保育所(保育園)」は児童福祉法に規定される福祉施設であり、子どもの福祉も本学部が扱う主要なテーマです。本学部では「社会福祉士」「精神保健福祉士」と同様に、福祉専門職として「保育士」を養成しており、保育に関心を持つ学生は積極的に受け入れています。社会福祉学を基盤に、発達科学の原理と方法論に基づき、保育学的専門知識と現場体験を融合させ、保育実践を豊かに展開する能力へと発展させています。
本学社会福祉学部でこうした教育を受ける利点は、1年次では進む学科を考えながら、2年次より「人間福祉学科」に進み、保育の質の保障・向上に必要な保育学全般について幅広い学識を身につけ、3年次より、「生涯発達支援系」に進み基礎的研究能力を培い、乳幼児の心身の発達、愛情の形成と阻害、発達障害、愛着障害、虐待対応、子育て支援など、発達臨床の高度な専門性を有する保育士をめざせるところです。

入試に関すること

総合問題は、一般教科に沿った、国語、英語、数的領域、社会・時事の領域をふまえつつ、記述式問題を中心に問うことにより、理解力、論理的思考力、表現力などを評価します。評価の狙いは「総合的学力」であり、社会福祉学を主体的に学習する上で不可欠な要素と考えています。

「講義理解力試験」では、講義を聴いて、講義の内容を理解し、論じる能力を測ることを目的とします。事前に、講義に関する内容を知っている必要はありません(知識を問うものではありません)。このような能力は、大学の講義を受ける際に求められる基礎的な能力でもあります。