実習教育開発室とは
室長挨拶
社会福祉学部には、資格取得のための様々な実習カリキュラムがあります。学生は大学の講義や演習で得た知識や知見を基盤として社会福祉現場での実習に臨みますが、その際に戸惑いや不安が生じることが多々あります。そんな時に、実習に関するきめ細やかな指導やサポートをしてくれる存在が、「実習教育開発室」です。初めて実習に臨む学生の疑問や実習先の選択、一方で実習を重ねる中で抱える悩みの相談などにも具体的な助言を行います。
絶えず変化し続ける現代社会においては、複雑多様な課題を抱える福祉サービス利用者の支援を行うのは簡単なことではありません。専門的な知識だけでなく、個別の課題に直面する利用者と一緒に考え乗り越える力、試行錯誤しながら新しい方法を見つける力が専門職には求められます。知識のアップデートとともに「自らの経験から省察し学ぶ力」を獲得したなら、生涯を通して成長することが可能となり、より良い支援者であり続けることが出来るでしょう。そのために、「経験を学習資源として、状況を通して学ぶ」のです。これが実習における学びの形です。
つまり、実習での学びは単なる体験学習ではなく、専門的力量を身につけるための省察的な学びの過程であり、将来に向けた準備でもあるということです。講義や演習を通して知識を身につけ準備をして、実習に臨み、実習終了後は演習やグループワークを通して振り返り、理解を深め力量を身につけていく。その一連の学びの過程を実習教育開発室では学生に伴走しながら、サポートをしていきます。
私たち、実習教育開発室は学生の皆さんのお役に立ちたいと考えています。教員には直接聞きにくい疑問などもぜひ質問して、大いに実習教育開発室を活用してください。
このほかにも、実習教育開発室では、実習教育の企画・調整、実習施設・機関等との連絡・調整など、実習教育全般にわたる業務を担っています。また、実習指導者の研修や実習教育に関する調査・研究の実施など、社会福祉の現場と大学をつなぐ役割も果たしています。
実習教育開発室の仕事
- 調査研究
実習教育などについてテーマを決めた調査や研究など - 企画調整
教員との協働による実習教育に関する研修会の、計画・立案・連絡調整・資料作成など - 実習施設・機関等との連絡調整
実習施設・機関への実習の依頼事務や情報・資料の収集、会議開催など - 学生指導など
実習関係オリエンテーションの開催、実習先の調整、個別指導など - 実習指導担当教員の教育補助、支援
演習や実習関係の授業のサポートなど - その他
実習関係予算などの事務や、学内委員会への出席など
教員リスト一覧
お問い合わせ先
TEL:019-694-2432
FAX:019-694-2433