主な担当科目
司法・犯罪心理学、心理学特殊実験、臨床心理基礎実習など心理学関連の科目を主に担当しています。
研究課題
犯罪加害者の社会復帰と再犯防止に関する臨床と研究を行っています。具体的には、刑務所出所者や依存症を抱える方々を対象に、再犯・再発に繋がるメンタルヘルスに注目した心理教育プログラムの開発と実践を行っています。現在は特に、クレプトマニアを含む常習窃盗に特化した心理教育プログラムの実践に取り組んでいます。
自己紹介
罪を犯す人と犯さない人は、実は紙一重だったりします。
それは、これまでたくさんの犯罪行為を行った人達とかかわる中で私が実感したことです。
「人はなぜ犯罪行為に走るんだろう?」「犯罪を繰り返すことなく生活を続けるために出来ることは何だろう?」現在はそんなことを考えながら、研究に取り組んでいます。
メディアで騒がれる派手な犯罪のニュースにとらわれることなく、科学的な視点で犯罪や再犯防止について、一緒に学んでいきましょう。
活動や興味・関心
県内には依存症関連の相談窓口が非常に少ないことから、薬物・アルコール・ギャンブル・クレプトマニア・摂食障害等広く含めた、さまざまなアディクション問題を考える会といったグループを発足したいと考えています。専門職と当事者が参加でき、ゆるやかに繋がれる治療共同体のようなものを目指しています。
学歴・職歴
University of Kentucky, College of Arts & Sciences, Department of Psychology 卒業
California State University, Fresno, College of Social Sciences, Department of Criminology, Graduate Program 修了
筑波大学大学院人間総合科学研究科ヒューマン・ケア科学専攻 修了
これまで心理士として、主に神奈川県内の精神科クリニック・刑務所・更生保護施設・児童自立支援施設等に勤務。
非常勤講師として、筑波大学・東洋英和女学院大学に勤務。
資格:臨床心理士、公認心理師