岩手県立大学 社会福祉学部 岩手県立大学 社会福祉学研究科

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山田陽平

YAMADA  Yohei

人間福祉学科 福祉心理系  准教授

→ 教育研究者総覧

主な担当科目

心理学の世界,統計学,学習・言語心理学,心理学特殊実験,心理学研究法特論など

研究課題

・記憶の検索過程のしくみを調べるために,検索練習(retrieval practice)における活性化と抑制を反映する現象(テスト効果や検索誘導性忘却)の要因を実験的に検証しています。
・国家試験などに向けた長期的な学習状況において,デジタルフラッシュカードが有効であるかを検証しています。検索練習と分散学習を応用し最小の学習時間で最大の学習効果を得ることがねらいです。
・授業中の学生同士の議論を録音して正確に文字起こしすることができるかを複数のボイスレコーダーの精度を比較・検証しています。発話者の区別,専門用語の認識などリアルな会話における有効性を知りたいです。

自己紹介

 学部4年のとき,指導教授から『誰のためのデザイン』を紹介されました。ドナルド・ノーマンの「人の生(認知)」のとらえかたに驚きワクワクして,それがきっかけとなって大学院へ進学しました。ところが,修士課程ではふつうの心理学実験で記憶の研究をすることになり,そのまま博士論文まで記憶の研究をしつづけました。
 記憶を思い出すプロセスと忘却現象に関心があります。人が記憶を思い出すことは,経験したことを取り出すという単純なことではないようです。また,思い出すという行為そのものが,その記憶に影響を与えます。コンピュータの記憶システムとは異なる人に特徴的なところに着目しています。
 博士号を取得後,大学教員として教員養成の心理学系科目を主に担当してきました。学生が主体的に学べるための教育方法を試行錯誤し,学生の学びを支援することに努めてきました。これからのキャリアでは,認知心理学の知見を活かし、よりよい世界の構築に貢献できる学生を育成することが私の教育目標です。

学歴・職歴

2002年3月 追手門学院大学人間学部心理学科 卒業
2006年3月 関西学院大学大学院文学研究科心理学専攻 修了
2012年3月 名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻 満期退学
2012年5月 博士(心理学)の学位授与
2012年-2013年 産業技術総合研究所 ヒューマンライフテクノロジー研究部門 認知行動システム研究グループ テクニカルスタッフ
2013年-2016年 奈良教育大学教育学部 特任講師
2016年-2025年 愛知学泉大学家政学部ライフスタイル学科 准教授