主な担当科目
保健医療と福祉、医療ソーシャルワーク論、ソーシャルワーク論Ⅲなど
研究課題
医療ソーシャルワークに関する研究、支援(サービス)の質的評価の実際と方法に関する研究、在日外国人の親の通訳を担う未成年の子どもに関する研究、など
自己紹介
私たちは、様々な人・モノ・コトとの「かかわり」「関係性」の中で生きています。そして、支え、支えられながら暮らしています。「支える」立場になるほど、実は「支えられている」ことを実感します。私は、今よりもう少し若い時に、青年海外協力隊として赴任地の方々の役に立ちたい、助けたい、と思って活動しました。しかし、実際は、過酷な環境の中で、息をして、生きることに精一杯で、現地の方々や仲間に助けられてばかりでした。
また、人生は「選んで」いるようで、例えば、生まれる国や場所のように「選べない」ことの方が多いことに気づきます。選べないことには、苦痛やシンドさを伴うことがあります。病気やケガ、障害、生きづらさや暮らしの困窮といった困難は、自ら選びたくて選ぶことではありません。しかし、「選べない」ということを通して、私たちは、誰もが「可能性」を生きている大切な存在である、ということを教えられます。つまり、選べないことの中に「価値」を見出すことができるのです。
ソーシャルワーカーは、ソーシャルワークの「価値」を大切にします。その上で、困難の中に居る様々な人・モノ・コトとの「かかわり」「関係性」へ働きかけてゆきます。ゆえに、ソーシャルワーカーは「かかわり」「関係性」の専門職と言われています。
ソーシャルワークの実践は非常に興味深いお仕事です。そんな支え支えられる相互の関係性を言語化するソーシャルワークの研究に魅力を感じています。
一緒に、見て、聴いて、触れて、感じて、考えて、悩んで、楽しんで、おもしろがって、学び合いませんか。
学歴・職歴
最終学歴:同志社大学大学院 社会学研究科社会福祉学専攻 博士課程後期修了
学位:博士(社会福祉学)
職歴:急性期の医療機関など保健医療のソーシャルワーカーとして長らく働いていました。その他、児童養護施設、学校や海外でソーシャルワーカーをしていました。その後、静岡の大学で勤務し、2025年4月岩手県立大学に着任しました。
資格:社会福祉士、精神保健福祉士