主な担当科目
精神保健福祉の原理(Ⅰ、Ⅱ)、精神保健福祉援助演習・実習など
研究課題
精神障害のある人たちの就労支援を研究のテーマとして取り組んでいます。
精神障害とは言っても、それぞれに抱える課題は多様です。また本人だけでなく、企業や受け入れる側の課題もあります。さらには多様な働き方を認めていく社会のあり方も視野にいれ取り組んでいます。
自己紹介
福岡県の大牟田市で生まれ、大学に進学するまで住んでいました。
大学は京都の大学で、何を考えたか仏教史学を専攻し、卒業後は滋賀県に転居、障害者の小規模作業所に勤務しました。しかし、自分には向いていないと1年で退職。その後は職を転々としました。いわゆる長い「自分探し」の期間でした。
再び社会福祉の世界に入ったのは、町の社会福祉協議会に就職し障害者の小規模作業所の立ち上げにかかわったことからでした。
ですが、これまで社会福祉をしっかりと学んだこともなく、対人援助の基礎も身についていないことに不安を覚え、大学院に進学。その後、他法人の精神障害者の小規模作業所に転職しました。
精神障害のある人への支援を専門にしたのは、同じ障害であっても他の障害と比べるといろいろな面で大幅に遅れており、とりわけ偏見や差別の酷さでした。
私の原点はそこへの怒りです。このことを忘れないよう、自己研鑽の日々です。
地域での活動
精神医療審査会の委員はじめ各種委員会に携わり、また各種研修会のアドバイザーなど行っています。
また、精神障害のある人たちの就労支援に取り組んでいる全国の支援施設や企業への実地調査を行っています。
学歴・職歴
大学は、龍谷大学文学部史学科(仏教史学専攻)を卒業。
大学院は、龍谷大学社会学研究科 社会福祉学専攻の博士前期過程(修士課程)を修了その後、精神障害者の支援施設で勤務し、再び同大学の博士後期課程に進み、単位取得後満期退学。(社会福祉学修士)
教員としては、岐阜県の大学での勤務を経て、2012年に本校に赴任しました。