主な担当科目
ソーシャルワーク実習指導Ⅰ、ソーシャルワーク演習Ⅰ、福祉調査基礎実習など
研究課題
複合的な問題を抱えた世帯や制度のはざまの問題に対する包括的な支援体制
包括的な支援体制構築に向けた多様な協働プロセス
地域福祉実践におけるアクションリサーチの方法
地域の福祉力形成における住民の主体性と地域福祉実践者の専門性
自己紹介
私は、社会福祉協議会(以下、「社協」)で地域福祉実践に取り組んできました。とくに、地域住民が主体的に問題発見・課題解決に取り組むことを促していくコミュニティワークの技術を基軸として、小地域福祉活動やボランティア活動の推進などをとおして、個人の暮らしが支えられる地域づくりを進めてきました。
また、地域包括支援センター、成年後見の専門機関、生活困窮者自立支援機関では、個人の暮らしに寄り添う伴走型の支援の実践をとおして、孤立死、虐待や侵害、セルフネグレクト、8050問題、ミッシングワーカーと言われているような多様でかつ複合的なニーズに触れてきました。
講義では、これら地域福祉実践の事例等を活用し、様々な生活上の困難を抱える方の個別支援や地域の仕組みづくりにおける住民組織への地域支援を展開していく上で必要なソーシャルワークの価値・知識・技術の全体像の理解を深め、実践の魅力を伝えていきたいと思います。
学歴・職歴
最終学歴:日本福祉大学大学院 社会福祉学研究科 福祉マネジメント専攻 修士
職歴:平成6年に名古屋市社協に入職し約30年間勤務していました。名古屋市社協では、区社協でのコミュニワークや勤労者のボランティア支援・区社協活動計画の策定支援などを担当しました。また、地域包括支援センターでは、総合相談をはじめ地域包括ケアの推進を図り、成年後見の専門機関では、権利擁護・成年後見(市民後見・法人後見の推進)の基盤を整備し、生活困窮者自立支援機関のセンター長(主任相談支援員)や区社協事務局長を務めてきました。令和5年10月に本学着任。