研究科長からのメッセージ

佐藤 匡仁
私たち岩手県立大学大学院社会福祉学研究科には、現在17名の大学院生と26名の担当教員がいます。
博士前期課程では、社会福祉の分野で起きている構造的な変化や、複雑で多様な課題に対応できる新しい福祉システムの創造に取り組み、人の暮らしや生活を直接サポートする、いわゆるパーソナル・サービス部門について深い理解と高度な専門知識・技術を具えて、他職種と連携しながら福祉の現場を先導できる高度な専門職業人を育てています。
博士後期課程では、社会福祉の現場で起こる複雑で多様な課題に、柔軟さと確実さをもって対応できる研究者や教育者として、自ら主体的に社会福祉の研究を進めていける人材を育成しています。
また、博士前期課程総合福祉コースではスクールソーシャルワーク教育課程を設置しており、社会福祉士又は精神保健福祉士の資格を有する方等が、修士課程で研究を行いながら、スクールソーシャルワーカー養成のための教育を受けることができます。同様に、臨床心理コースには公認心理師養成カリキュラムを整備し、条件を満たしていれば、公認心理師の養成教育を受けることができます。
現在、学部と研究科の連続性を強化してきており、学士課程と博士前期課程の教育課程を継ぎ目なく学修しやすい教育体系に整えていこうとしています。これにより学部時代から大学院までの出口を見通し、自らの興味・関心に応じて専門分野を探究していく選択と挑戦が可能です。
他方で、福祉現場やその周辺領域で働いている社会人や卒業生の皆さんにとっては、自らの実践に直接結びつけながらじっくりと深く学んでいくことができます。いわゆる講義は知識の整理には役立ちますが、目の前の利用者や、日々遭遇する福祉課題は、決して整理された姿や形で現れるわけではありません。実際にあるケースや問題から整理された知識へとどのように結びつけていくのか、その手順を学び、研究によって問題の解決を図ろうとすることは、実践を通じて新しい福祉を創造していくことへの貢献であり、同時に、その分野とともに自らも成長していこうと大学院で研究することの意義にもなります。
受験を考えている皆さん、岩手県立大学大学院社会福祉学研究科で新しい扉を開き、私たちと一緒に研究を進めてみませんか。