主な担当科目
保育内容総論、児童福祉論 等
研究課題
保育学、幼児教育学、学びの多様化学校、保育DX、保育施設の災害対応、伴走型保育コンサルティング
自己紹介
iMacの「i」やiPhone、iTunesの「i」はiNoueの「i」ではありません。この「i」はinternetの「i」です。私の敬愛するスティーブ・ジョブズは1998年5月6日、初代iMac(一体型のパーソナル・コンピュータ)発表の際に“The excitement of the internet、The simplicity of Macintosh”と述べて聴衆を沸かせました。あれから20数年、インターネットの興奮やMacintoshのシンプルさは全てiPhoneに受け継がれています。iPhoneは皆さんの手のひらで全世界と繋がっています。そんなことはデジタルネイディブの皆さんには当たり前のことでしょう。数年前のゼミ生はiPhoneに語りかけ、音声入力で卒論を完成させています。iPhoneは立派なコンピュータです。
私がここで強調したいのは、iPhoneが発表された当時、携帯電話やPHSから「手のひらコンピュータ」に乗り換えませんか?と宣伝してしまえば、現在のように誰もがスマートフォンを持つ時代は来なかったであろうということです。ジョブズは、iPhoneを「i + Phone」、つまり「まっ平な画面の電話」としてプロモーションしました。そのため、日本人も大きな抵抗なく乗り換えました。しかし今や、スマートフォンを電話として利用する人はかなり少数でしょう。私は家族や友達との連絡はLINE、時々X、情報交換や生存確認にFacebook、映える写真はInstagramとSNSを活用しています。海外では政権への抗議デモの情報ツールに利用されたりしています。iPhoneによって音楽や動画の編集も容易で簡単にアップロードできることから、YouTuberは台頭し、CDを作らなくても音楽家として世界中で活躍できる時代になりました。iPhoneは世界を大きく変えました。
この時代の到来は、なんと言っても「手のひらコンピュータ」を「i + Phone」として売り出したジョブズの予見の素晴らしさです。ジョブズによれば、「i」はindividual、instruct、inform、inspireの頭文字からも採っているそうです。全てが頷けます。僕はこれからの子どもたちの時代の先の先まで見渡せるように、ジョブズの没後、彼と揃いの大人用の縁無しメガネを作りました。おかげで手元だけはハッキリと見えるようになりました。
活動や興味・関心
私は保育者の保育力向上や世代間交流、幼老統合ケアなど、地域の子育ての仕組みづくりに関心があります。また、保育者の負担軽減や業務の省力化とともに、ICTを活用した保育の質向上を目指して産学連携の実証研究を行っています。アジャイル開発でいくつかのシステムの特許を取得し、保育業務支援システムのツールとしてリリースしました。このシステムを活用すると、保育の写真を元にウェブ上での保育者同士の対話が可能です。さらに、保育ドキュメンテーションへの展開がスムーズです。保育のデータが蓄積されることから、私が研究室から園の様子を知り、保育者の対話に加わることも可能です。現在は、このシステムの横展開として、医療、福祉、教育分野での展開を検討しています。
https://newscast.jp/news/1008422
特許番号(第6931896号、第7145546号、第7209412号、第7406217号)
学歴・職歴
仙台市立東二番丁幼稚園
宮城教育大学附属幼稚園
宮城教育大学附属養護学校
宮城県立古川養護学校
東北大学大学院教育学研究科修了 修士(教育学)