福祉 × 異文化

「対話」を邪魔しているものを探る
人間福祉学科 福祉心理系
教授 細越 久美子(ほそごえ くみこ)
同じクラスに日本語があまり話せない生徒がいたらどうしますか? 話しかけてみますか? それともちょっと距離をおきますか?
国内に居住する外国人は、様々な理由で日本で生活しています。日本での当たり前が当たり前でないかもしれない人たちと、どう理解し合い共に生活していくか…そのためには「対話」が必要です。ですが、お互いに関心が向かなければ対話も生まれませんし、理解しあうこともできません。
国際交流イベントや語学講座など様々企画はありますが、それらも最終的には外国人との「対話」を促すことを目指しています。
留学生からは、「日本人学生が怖い」「日本語うまく話せないから迷惑かけるかも」「この間一緒に話したから友達になったと思っていたのに、次に会った時に無視された」といった話をよく聞きます。これは、「対話」以前にいろんなことが邪魔しているからと考えられます。邪魔しているものは互いの不安感情でしょうか、偏見でしょうか、キッカケがないからでしょうか…。どうやったら「対話」を促すことができるのか、一緒に考えていきましょう。

