福祉 × 学校教育

子どもの生きる権利・学ぶ権利の保障を、学校教育の側面から考える
社会福祉学科 臨床福祉系
講師 山本 操里(やまもと さおり)
皆さんにとって、「学校」とはどのような場だったでしょうか。
私には、学校に行くことがとても辛かった時期があります。一方で、学校での学びに救われた経験もたくさんあります。私にとっての「学校」は、しんどくもあり、将来の見通しを明るくしてくれた場でもありました。
さて、我が国では、全ての人に「ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会」が与えられなければならないと法律によって定められていますが、何らかの理由で、その機会を活かすことができない子どもがたくさんいます。

・何故そのようなことが起こっているのでしょうか。
・どのような環境だったら、その子は安心して学ぶことができ、充実した人生を歩む土台つくりへと繋げることができるのでしょうか。
私は、これらについて、福祉の視点をもって教育現場で活動する“スクールソーシャルワーク”という領域から考え続けています。学校や学校教育に関連する様々な課題を丁寧に理解しながら、次世代を担う子どもたちのためにできることを、一緒に考えていきませんか?