福祉 × 防災

自分の命も身近な人の命も守るためには
社会福祉学科 福祉政策系
講師 鈴木 あゆみ(すずき あゆみ)

毎年日本には台風が上陸し、梅雨時期から秋ごろまでは、どこかで大雨が降って、都心では数センチの雪で交通機関が麻痺するなど、自然災害のニュースを目にする機会は年々増えています。
しかし、「明日は我が身」と思って、防災グッズを用意するなど災害に備えている人はどれだけいるでしょうか?むしろ、「自分は巻き込まれない」という漠然とした思いがあったりしませんか?
災害に危機感を募らせ、どう備えるのか、「防災」を考えることの難しさは「目の前の危機ではない」ことにあると思います。
災害では、高齢者や障がい者などの「逃げ遅れ」や避難支援者の安全性、避難先での生活をどう構築していくのかなど課題があります。平時の福祉サービスの利用者は、災害時であっても福祉サービスが必要です。当事者や家族だけではなく、身近な人の中に、福祉関係者も含めて「いざ」という時の行動を「見える化」して共有しておくことは、「自分の命も身近な人の命も守る」ことに繋がります。
「福祉=防災」という意識や人のつながりをどう作っていくのか、次の災害への備えの一歩として、「福祉×防災」を一緒に考えてみませんか?

様式は、下記の防災復興支援センターでダウンロードできます。